こんにちは巣鴨ヴェリ歯科クリニック院長の田島です。今回は知っておきたいキシリトールガムについてお話しします。
キシリトールとは
キシリトールは、天然の甘味料であり、多くのシュガーレスガムやキャンディに使用されています。砂糖に比べて低カロリーでありながら、虫歯を予防する効果が知られています。特に、キシリトールは虫歯の原因となるミュータンス菌にとって利用できないため、これらの菌による酸の生成を抑制します。これが、キシリトールが虫歯予防に効果的である主な理由です。
シュガーレスは虫歯になる?
シュガーレス、ノンシュガー、シュガーフリー製品は、砂糖を含まず、虫歯を引き起こす糖類が0.5%未満含まれているため、従来の甘味料よりも虫歯のリスクが低いとされています。ただし、「砂糖不使用」製品は他の糖類を含む可能性があり、これらが虫歯の原因になることもあります。そのため、「キシリトールガム噛んでれば虫歯にならない」なんて信じないでくださいね!歯磨きはマストです。
予防先進国フィンランドでは?
フィンランドでは、虫歯予防が非常に進んでおり、「四つ葉のクローバー」モデルが取り入れられています。このモデルは、効果的な歯磨き、フッ素入り歯磨き粉の使用、健康的な食生活、そして定期的な歯科健診の4つを基本としています。キシリトールの摂取はこれらの活動を補強し、より一層の虫歯予防効果をもたらすとされています。
歯を守るためのガム習慣!唾液を促したり、お口ポカンをなくしすっきりした口元をつくります。
キシリトールスマートハビット
キシリトールを日常生活に取り入れることで、口腔内環境を改善し、虫歯予防を効果的に行うことができます。一日に5~10gのキシリトールを摂取することが推奨されており、例えば、一日三回のガム噛みが効果的です。この習慣は、ミュータンス菌の数を減少させ、歯面への付着を防ぎます。
まとめ
キシリトールは、虫歯予防に有効な天然甘味料であり、日本国内外の多くの歯科関連団体から推奨されています。日常的にキシリトールを含む製品を利用することで、「初期虫歯」のリスクを低減し、PMTCやフッ素取り込みなどの予防措置と合わせて、口腔健康を維持することができます。定期検診を忘れずに行い、常に歯の健康を管理することが重要です。
ヴェリ歯科クリニックではキシリトールガムを推奨しており豊島区歯科医師会でも今年キシリトールの新しいプロジェクトが始まります。
3ヶ月から6ヶ月の定期検診を保ちながら虫歯のない環境をお手伝いさせていただきます。
また通常のクリーニングだけでなくフッ素イオン導入やレーザー歯周治療、PMTCなどハイクオリティな予防歯科もおこなっており患者様に適したプランもご案内しております。