できるだけ神経を取らないわけ
ズバリ日本の歯の神経の治療(根管治療)は質が悪いと言われてます。なんと再発率が40%。つまり約2歯に1歯の割合で感染してしまいます。何度も治療を重ねることで抜歯に至ることもあります。
歯の神経は残さずに『質の良い歯の神経の治療(根管治療)を受ければその歯の寿命は長くなる。』この言葉は正しいかもしれません。しかし質の良い根管治療は保険治療でまかなえないかも知れません。欧米では根管治療は1本20万円以上とも言われます。
ヴェリ歯科クリニックではまずは神経を温存する治療法を試み、それでも根管治療が必要な場合は質の高い根管治療をご提案しております。
歯髄温存療法は適切な器具、環境が整っていないと成功率が悪くなります。マイクロスコープやラバーダム防湿を用い、極小切削器具で虫歯を精密に治療していきます。
『歯を削らない治療』で、大切な歯と神経を守ります
当院では、特に「歯を削らない、神経を残す」 治療を心がけております。特に神経に近接した虫歯治療において、なるべく健康な歯を守ることが重要です。そのために、最先端の技術であるエルビウムレーザーとステップワイズエキスカベーション法を採用しています。
なぜ『なるべく削らない治療』なのか?
通常のドリルによる治療では、虫歯を削る過程で健康な歯質を取り除くことがあり、神経へのダメージが不可避でした。しかし、エルビウムヤグレーザーは高精度で虫歯部分のみを狙い撃ちし、周囲の健康な組織を保護します。これにより、痛みを大幅に軽減し治療後の歯の強度も保持します。虫歯を除去した後その周りの歯質は固くなり治療後の知覚過敏を抑制したり2次カリエスにならないようにします。
ステップワイズエキスカベーション法とは?
この方法では、虫歯部分を段階的に除去し、同時に再石灰化を促すことで、神経の露出を防ぎます。治療初期にエルビウムレーザーで虫歯部分を精密に除去後それでも取りきれない虫歯については再石灰化を支援する材料を用いて虫歯の進行を止め、健康な歯を最大限に保存します。3〜6ヶ月後に治療箇所を再治療します。この間歯髄から削った歯質の間に新しい歯が作られます。それはデンチンブリッジや第三象牙質とも呼ばれます。残っている虫歯を除去する環境が整い神経をとる治療(根管治療)が回避できます。またその際まれに露髄することもありますが成功率は高くなります。
バイタルパルプセラピー、ドックベストセメント療法、3mix治療
巣鴨ヴェリ歯科クリニックでは神経温存治療を多く扱っており患者様一人一人と治療する前に現状の説明をしっかり話してます。治療中に『虫歯が深いので神経とりますね。』というようなことはありません。虫歯が深い状況の場合は適切な治療法とそのリスクをご説明しております。
バイタルパルプセラピー(vpt)治療 、ドックベストセメント療法、3mix治療はそれぞれ施術するテクニック、コンセプトが異なります。患者様に見合った治療法をご提案します。
ヴェリ歯科クリニックの神経を残す治療メニュー
治療の流れ
電話・WEBページから予約
患者様お一人お一人に高品質な治療を施すため、 お電話もしくはWEBページより事前ご予約をお願いいたします。
丁寧なカウンセリング まずはあなたの話を聴かせてください。
初診相談時に担当医が適切な治療方法についてご提案・ご説明いたします。患者様のお悩みを解決できる治療方法には、複数の方法が考えられます。治療前に施術に対する痛みについて緩和できる治療法やなるべく痛くない治療法を提案いたします。
治療計画のご説明
バイタルパルプセラピーは虫歯が神経に近くまだ歯髄の感染が見られない方に有効な治療法です。しかし露髄量が大きいと成功率が軽減します。そこでヴェリ歯科クリニックではステップワイズエキスカベーション法(2回法)を予め行い、神経が露出する機会を減らします。
施術開始
虫歯が小さいものであれば麻酔なしで行いますが痛みに敏感な方、恐怖心がある方は表面麻酔を行い歯の粘膜に麻酔液を貯留させて治療エリアを鈍麻下させます。
歯科恐怖症の方や全身疾患がある方は生体モニターや静脈鎮静を行なった治療を行っております。
施術完了・アフターフォロー
せっかく治療をしていただいたのなら、できる限り長く良い状態を保っていただきたいと思っています。 そこで当院では定期的にアフターフォローの機会を設けております。
特に、噛み合わせに関しては時間経過によって変化する可能性が高いです。 なので治療後も何度か通っていただくことを強く推奨しています。
治療後も定期的にチェックすることで、歯だけでなく体全体の健康にも貢献できます。