海外で勉強された歯科医師ならほぼ熟知しているであろう「チーム・アトランタ」と呼ばれる歯科医師チームがあります。メンバーは Dr.ゴールドスタイン、Dr.ガーバー、Dr.サローマ、Dr.コキッチ。
彼らは現代の歯科治療の発展に貢献された偉大な方達で補綴(被せ物を作る)、インプラント、歯周病、矯正、などの各々の歯科治療の分野のスペシャリスト達が集まったチームです。
チームアトランタと言わずともアメリカ、ヨーロッパ、今はアジア先進国でもこのような専門医たちによる歯科治療が標準的に行われています。患者様は自分のホームドクター(主治医)がいる歯科医院を介して近隣の専門医へ通院し、治療後またホームドクターの歯科医院へ戻って被せ物などをします。
日本の歯科治療の現状
現在日本では一つの歯科医院で全ての治療がまかなわれているのが現状です。一人のドクターの方が気兼ねなく安心できますし、いろんな歯科医院へ行くより面倒ではないですよね。しかしこういう現状があります。
日本の歯科治療の受診率の70パーセントが以前治療したところの再治療。
この数字は高いですよね。私たち歯医者は完治させるつもりで治療を行いますが残念ながらこの結果が現状です。一人の歯医者で全ての治療がパーフェクトであればいいのですが、歯医者も人間です。向き不向き、得意不得意は少なからずあります。
当院では保険治療を行っており全ての治療を当院で行っていますが、希望の方には専門医とのチーム医療をご紹介しております(保険適応外の治療になります。)ので、些細なことでもいいのでといあわせくだされば幸いです。
質のいい治療は一人ではできないと思っております。ヴェリー歯科にはこんな治療法があるということを知っていただけたのならば嬉しいと思います。
チーム治療と従来の治療の比較
チーム歯科治療 (インターディシプリナリー・アプローチ) | 従来の歯科治療 (マルチディシプリナリー・アプローチ) | |
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具体的な方法 | 複数の診療科目の専門医がディスカッションをして連携して一つのゴールを目指す治療 | 一人の歯科医がオールマイティに治療 |
各国の状況 | アメリカ、北欧、シンガポールなど 歯科先進国の標準 | 日本の標準 |
メリット | 専門医による質の高い治療を受けられる治療プランを複数医師で相談し多面的に考えることで、患者様に複数の選択肢を提示できる。再発率が低い治療期間が明確で、少ない回数で済むことが多い | 保険治療でまかなわれ医療費が安い一つの医院(一箇所)で治療をすすめられる |
デメリット | 専門性の高い治療の場合、自費治療が多くなり医療費が高額になりやすい複数の医院への通院が必要になる場合がある | 再発率が高い一人のドクターの裁量で治療方針が決まってしまう治療期間が長引く、あるいは、治療期間が不明瞭 |
当院の取組み | 患者様のご希望に沿って「チーム治療 / 従来の歯科治療」の両面で考え、治療プランをご提案させていただきます。 |