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噛み合わせ治療

噛み合わせに関するお悩みは決して無視すべき問題ではありません。

『なぜ虫歯じゃないのに歯がしみるのでしょうか?』

『私の噛み合わせはどこが合っているのでしょうか?』

また、『ひどい肩こりや目の奥のコリは噛み合わせのせいなのでしょうか?』

虫歯を治療しても、詰め物や差し歯が不適切な場合、噛み合わせが悪くなり、後に顎関節症などのさまざまな問題に直面する可能性があります。近年、アルツハイマー病と噛み合わせの不調和の関係も明らかになっており、噛み合わせの治療と管理が私たちの日常生活の質、心身の健康、人生の満足度に大きな影響を与えることがわかっています。

ヴェリ歯科クリニックでは、噛み合わせ認定医である院長が、あなたの噛み合わせを多角的に分析し、噛み合わせを考慮した歯科治療を提案しています。また私は地域の歯科医師会理事であることから皆様の噛み合わせに関して適切な情報を発信していきたいと思っております。

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ヴェリ歯科クリニックでは噛み合わせ認定医である院長があなたの噛み合わせを多角的に分析し噛み合わせを考慮した歯科治療を提案しております。

ヴェリ歯科では噛み合わせの治療に基準があります。

ヴェリ歯科では、噛み合わせの治療に基準があります。

私の噛み合わせがどこが悪いのか、噛み合わせ治療といってただ差し歯を差し替えるだけなのではないかと思う方もいますが、巣鴨ヴェリ歯科クリニックの噛み合わせ治療は、ある基準を設けており、その基準をクリアすることで噛み合わせが回復すると判断しています。

話は遡ること1980年代初頭、世界では1960年代から行われていた噛み合わせ理論闘争(世界のあらゆる歯医者さんが噛み合わせの基準はこうだあーだと議論していました。)に一つの終止符が打たれます。

アメリカ南カリフォルニア大学補綴科Dr robert L lee先生はバイオエステティックデンティストリーと呼ばれる噛み合わせの6つの基準を発表しました。当院でもこの基準をもとに噛み合わせ治療を行なっております。

  全ての歯で噛む(centric stops for all centric cusp)

  顎が安定するとこで噛む(centric condylar position with disk in place)

  犬歯の働き(cuspid guidance)

  前歯の働き(anterior guidance)

  奥歯の位置(class1 buccal segment relationship)

  前歯の噛み合わせ(over bite over jet 4mm ,2mm)

by robert L lee

1 顎をリラックスした状態で噛んだ時なるべく全ての歯で噛んでいること

centric stops for all centric cusp

噛み合わせの安定性の主要な要素は、顎をリラックスした状態で噛んだ時に、なるべく全ての歯が適切に噛み合うことです。これを達成するためには、centric stops for all centric cuspという概念が重要です。

しかし、噛み合わせが合わない場合、噛み合わせが悪いという問題が生じます。例えば、ゆっくり口を閉じた際に一箇所の歯同士がぶつかり、その後の歯が正しく噛み合わない場合があります。これを早期接触と呼び、早期接触した歯は噛んだ時に痛みや違和感が生じる可能性があります。

さらに、強い負荷が早期接触した歯にかかることで虫歯や歯の欠けが発生するリスクもあります。また、早期接触を回避するために上下の歯同士が通常とは異なる場所で噛み合うことがあります。これは脳のマジック(エングラム)により、その噛み方が正常と認識される可能性があります。

噛み合わせが合わない場合、噛み合わせが悪いことは歯の健康や噛む機能に悪影響を及ぼす可能性があります。適切な噛み合わせを実現するためには、専門の歯科医師に相談し、適切な治療プランを立てることが重要です。

2 顎をリラックスした状態で噛んだ時、顎関節が安定した位置にあること

centric condylar position with disk in place

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この図は、正しい顎関節の位置で噛む左図と、異常な顎関節の位置で噛む右図を比較したものです。

右図は、顎関節が後方に位置しています。星印には、血管や耳につながる神経なども密集しているため、顎関節がこの星印を圧迫すると症状が悪化し、顎関節症になる恐れがあります。

当歯科クリニックでは、噛み合わせ治療を行う際に、治療後の噛み合わせが顎関節の安定した位置にあることを前提に治療を行っています。また、噛み合わせの安定には、関節円板の位置なども影響しますが、MRIやCTを用いた診断を行っています。

顎関節が変形していたり、関節円板が潰れたり、関節窩から逸脱している場合には、顎の筋肉の緊張が取れた状態で噛み合わせを作ることが安定します。

3 横に歯ぎしりした時犬歯同士がぶつかり奥歯が離れること(犬歯ガイド)

cuspid guidance

歯を噛んだ状態で左右に下顎を動かしてください。

犬歯が先にぶつかり奥歯が離れることを犬歯ガイドと言い、この犬歯の働きにより奥歯が守られます。奥歯は横や斜めの力を受けると咬合性外傷になり、歯周病や虫歯、歯牙破折になってしまう恐れがあります。横の力を主に受ける噛み方は、いわゆる歯ぎしりのことです。歯ぎしりをすると、奥歯が擦れ合う前に上下の犬歯同士がぶつかり、奥歯が噛み合わなくなるため、噛み合わせ治療において非常に重要な要素です。

しかし、犬歯に大きな差し歯をしたり、プラスチックを詰めて長くするという方法で無理に犬歯を当てさせるわけではありません。治療には顎関節の運動範囲を考慮しなければならず、難しさもあります。

4 前に歯ぎしりした時前歯同士がぶつかり奥歯が離れること(アンテリアガイド)

anterior guidance

犬歯ガイドが横に歯ぎしりをすることで奥歯を守る機構であるとしたら、アンテリアガイドは前に歯ぎしりをした時に奥歯を離れさせる機構です。

前に歯ぎしりをすると、上下の前歯がぶつかり奥歯が離れることをアンテリアガイドと言います。

噛み合わせ治療において、理想的な噛み合わせは、前歯が噛んだ時に薄い紙が『ずずっ』と抵抗を持って抜けるくらいの強さで、前歯同士が適度な強さで擦れ合うことが重要です。

アンテリアガイドが強すぎると、作られた前歯が割れたり何度か外れる可能性があります。一方、アンテリアガイドが不十分だと奥歯への負担が増えます。常に適切な強さを保つ必要があります。

 

5. 歯と歯の間に歯が噛み込むようにすること(1歯対2歯咬合)

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歯が噛み込む場所は、歯と歯の間に歯が噛み込むことにより安定性が生まれると言われます。これを2歯対1歯咬合と呼びます。歯並びが悪い場合や差し歯、詰め物が不適切な場合には、歯と歯の間に歯が噛み込めず、歯同士で噛み合う場合もあります。これを1歯対1歯咬合と呼びます。1歯対2歯咬合に比べて、1歯対1歯咬合では食べる能力が低下し、噛み合わせの安定性が得にくくなります。差し歯を差し替えるだけでは改善が難しい場合には、矯正治療が必要となります。

6. 前歯の噛む位置が深すぎず浅すぎず(オーバージェット、オーバーバイト)

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前歯の噛み込み位置が適切な深さであることは、差し歯の耐久性にも関係しています。噛む位置が深すぎると、差し歯にかかる負荷が増え、壊れやすくなる可能性があります。逆に、噛む位置が浅すぎると、噛み合わせの安定性が損なわれます。

上下の前歯の噛み合わせ、横から見た位置関係でオーバーバイト2mm、オーバージェット4mm(下図参照)が噛み合わせを安定させます。前歯の噛みこむ位置が浅いと顎位は左右に逃げやすく噛み合わせが安定しません。

当院では、噛み合わせの治療において、前歯の噛み込み位置を適切な深さに調整することに重点を置いています。噛み合わせの分析を行い、噛む位置の深さを適切に調整します。これにより、差し歯の耐久性が向上し、壊れるリスクが低くなります。

また、治療後も定期的なフォローアップを行い、噛み合わせの管理をおこなっています。これにより、長期間にわたって噛み合わせの安定を維持することが可能です。

ヴェリ歯科の噛み合わせ治療とはまず噛み合わせの精密分析を行い噛み合わせ治療の基準をクリアするようワックスアップで可視化させ、治療プランをいくつかご提案いたします。ワックスアップに準じた仮歯や矯正治療を行い、安定が取れた段階で最終の差し歯に変更いたします。

噛み合わせが崩れないようフォローアップ、噛み合わせ管理を行い長期維持に努めております。前歯の噛み込み位置の適切な深さとオーバージェット・オーバーバイトの調整により、差し歯の耐久性と噛み合わせの安定性を向上させます。ご興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

 

ちょっと内容が難しいと思った方はこちらのマンガを読んでみてください。

 

噛み合わせが悪いとどうなる?

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そもそも今ご自身の歯に虫歯がなく健康で昔から特に歯に関して問題のない方は噛み合わせが安定している方ではないでしょう。

もしあなたが噛み合わせに何らかの問題のある場合は

  1. ①多くの虫歯がある方
  2. ②悪い被せ物、詰め物がたくさんある               
  3. ③唇をよく噛む、舌を常に出している、頬杖などの悪習癖がある方、片側でしかよく噛まない(片咀嚼)または生まれつき永久歯のどこかが生えてない方(先天欠如)
  4. ④歯並びが悪い方

の4タイプがあります。あなたはどのタイプに当てはまりますか?

しかしここで問題なのは、ご自身で自分の噛み合わせに違和感があると感じられる方が少数なのに対し噛み合わせが悪いのに自分の噛み合わせに異常がないと感じている方が大多数なことです。

なぜ噛み合わせに異常があるのに自身で異常があると認識できないのか。これは私たちの脳に関係してます。

右側の歯がない方は左側だけで物を噛みますね。

奥歯のない方は前歯だけで物を噛みますね。

最初の頃はその噛み方に違和感があるのですが次第にその噛み方に慣れてしまうのです。つまり脳がこの悪い噛み方を認識しプログラミングすることができるのです。これをエングラムと呼びます。悪い噛み合わせにより顎の筋肉は左右でバランスが崩れまた顎関節にも負担が加わります。しかし脳ではこの悪い噛み合わせが正常なものだと認識してしまうのです。

例えば足を骨折したときに片側の足だけで歩行しなければなりません。すると体の重心の位置は骨折をしてない方にシフトして歩行することになります。また一時的ではありますが骨折をしてない側の筋肉を多く使うのでそちら側は張ります。

歯でも同じことが言えて虫歯や、噛み合わせの不調により顎の筋肉のバランスが崩れてしまいます。

自分の歯や噛み合わせには異常はないと感じているあなた。もしかしたら頭が常に傾いていたり、顎が常に疲れてたり、最近肩こりや、目の疲れがありませんか?その原因は噛み合わせにあるかもしれません。

耳鳴り、眼精疲労、肩や首こりにも影響

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噛み合わせの不調が続くとその均衡を保とうとする顎の筋肉にしわ寄せが起こります。下の歯がある骨、下顎骨は頭や顔のある側、頭蓋骨とは独立しており、頭蓋骨と下顎骨をいろんな靭帯や筋肉がつなぎとめています。またそれらを支える首や肩の筋肉もあります。

例えば右側の奥歯が低いと右側の顎の筋肉は常に収縮し左側の筋肉は常に伸展伸び切っている状態になります。顔の表情は歪み、顔は右側に傾きがちになります。

顔が常に右に傾くと首、肩の筋肉は引き延ばされるのでこれらの筋肉が緊張し左肩を上げた状態になります。左肩を上げた状態が長く続くと背骨は左よりに湾曲します。

左に曲がった背骨のバランスを保つため右腸骨を右前に押し出してバランスを保とうとする。体重はいつも右にかかるため右足が内股になり足の長さも左右非対称になりがちになる。

これはあくまで仮想のことですが噛み合わせの不調和を筋肉がバランスを保とうと補正することは確かなことです。それが肩こりや悪姿勢の原因になることもあります。

顎を支える筋肉の一つ、外側翼突筋の一部に目の周りの筋肉とつながっている靭帯があります。

また顎関節の後ろには耳介側頭神経という耳につながる神経もあります。

口の周りは耳や目との距離も近いため耳鳴りやめまい、眼精疲労がもしかしたら噛み合わせの不調によるものかもしれません。

ひどい虫歯の方は噛み合わせが安定しません。

ひどい虫歯の方は虫歯を放置して歯が欠けている箇所で食事をします。虫歯が一箇所であれば他の健康な歯で食事ができますが虫歯の本数が多くすでに歯が欠けてたり形が大きく変わってしまうとそのかけた位置で食事をとらなければなりません。

その結果、本来健康な歯があった頃の噛み合わせの位置と、異なった位置で食事をとることになるでしょう。

当初は噛むことに関与する筋肉は均衡を保っていますがやがて均衡を崩し筋肉の左右アンバランスな状態が続きどこからか顔の歪み、顎関節の不調、歯の痛みにつながります。

噛み合わせが悪いと顎関節症になる

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噛んでいる位置が悪かったり、虫歯が多かったり、歯科治療を多くしていたり、歯並びが悪いと顎関節に負担が強くなり顎関節症になる確率が増えます。

顎関節症には大きく分けて

  • 顎の筋肉が痛んでる場合(1型)
  • 外傷で顎が痛い場合(2型)
  • 口を開口時、顎関節の中にある関節円板が一度外れるが戻る(3a)
  • 口を開口時、関節円板が戻らない(3b)
  • もうすでに顎関節が負担を受けて変形している(4型)

その他(5型)に分類されます。

それぞれ分類により治療法が異なるため患者様の顎関節の精密な診断が必要になります。ヴェリ歯科クリニックでは顎関節に何らかの症状がある方にはすぐに歯を削ったりせずまずは顎関節の症状緩和に努めます。

顎関節症状を伴う方には『どこで噛み合っているか?』を安定した場所で定着するためにスタビライゼーションスプリントと呼ばれるマウスピースを使います。

マウスピースを使うことで本来噛んでいる位置を再現したり、ボツリヌス菌注射による顎の筋肉の過緊張を抑制します。

顎関節症にはまた通電効果のある鍼灸治療なども有効です。

虫歯ではないのに噛むと歯が痛いのは咬合性外傷

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虫歯や歯周病ではないの歯がしみたり、噛むと痛いことがあります。虫歯だと思って歯医者に行ったのに『虫歯はありません。』と言われた方いませんでしょうか。

歯に強い負荷が加わると歯に痛みが出たり、しみたり、歯茎が痛くなることがあります。これを咬合性外傷と呼びます。咬合性外傷は虫歯や歯周病のようにレントゲン状にはっきり現れるわけでないため本当のところ鑑別診断が難しいです。そのため明らかな虫歯や歯槽膿漏がなく噛み合わせが強く受けられている兆候がある場合はその痛みは咬合性外傷によるものと考えられます。

人間の歯は地面に立てられた杭だと考えてみてください。杭は縦の力には強く倒れにくいですが斜めや横の力を受けると倒れやすくなります。歯も同じで噛むという垂直の力には強く受け止められますが斜めの力つまり『歯ぎしり、くいしばり』にはめっぽう弱く歯に多くの負担がかかります。

歯に横の力がかかることを咬頭干渉『側方干渉』といいます。

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歯の形状(尖っているか平坦か)、歯のはえている場所、犬歯の働き(犬歯ガイド)、歯医者さんで治療を受けた詰め物の形によって干渉の受ける度合いが変わります。

治療法は干渉部が極めて強くお痛みが強い場合は噛み合わせを調整して負担を軽くします。

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しかし削ったことによってかえって症状が悪化したり他の場所が痛くなる場合もあります。咬合調整をする場合は本当に調整しなければならないか精密な診断が必要になります。主に痛み止めの処方やマウスピースを作り歯の負担を軽減することが第一に行われます。

あなたの噛み合わせを分析します。

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噛み合わせの不調やひどい虫歯で悩まれている方はまず虫歯を削ってつめる。の繰り返し治療から離れて噛み合わせを踏まえた治療法を考える必要があります

もちろん他の歯が健康で一本の虫歯治療では噛み合わせにほとんど影響は与えないでしょう。しかし以前他院で虫歯治療を多く受け噛み合わせに不調がある方は一度自分の噛み合わせについて再考することも必要です。

ヴェリ歯科クリニックでは噛み合わせに不調を感じている方、ひどい虫歯の方にはすぐに削るなどを治療をせずまずは噛み合わせについて客観的な分析をさせていただいております。

あなたが噛んでいる場所はあってる?間違ってる?

『あれ?私の噛み合わせどこで噛んでいるのが正しいんだろう?』『治療してからなんだか噛みにくいな。』など噛み合わせの問題で多いのが噛んでいる位置です。銀歯から白い歯に変える審美治療をした結果、噛み合わせが悪くなりずっと噛んでいる位置が分からなくなることもあります。

噛んでいる場所があっているか、がわかるためには中心咬合位という言葉を知らなければなりません。中心咬合位は歯の正中の位置で噛むことではありません。

中心咬合位には定義が多く歯医者さんによって考えが異なりますが、共通して言えるのは顎がリラックスした状態でゆっくり口を閉じた時の噛んでいる位置、顎の緊張がない状態で歯医者さんが顎に指を添えて噛ませた位置が中心咬合位と呼びます。

その時顎の関節は関節のここの位置にあるべきと言われてます。これを顎関節の場所で中心位(図参照、間接窩の前上方)とも呼ばれてます。ややこしいですが顎関節が中心位の時に噛んでいる場所が中心咬合位といいます。

それに対しひどい虫歯であれ、噛み合わせの不調有無にかかわらず『今ぎゅっと噛んでください』で噛んでるいちを咬頭嵌合位と言います。

咬頭嵌合位と中心咬合位が同じ方は特に顎に不調は感じず正常範囲になります。

咬頭嵌合位と中心咬合位が大きくずれてる方はひどい虫歯だったり噛み合わせがずれている可能性が高くなります。

この噛んでいる場所があっているか間違っているかは実際お口の中を拝見しただけではわかりません。実際に模型を作ったりAPIシステムという器具を使い測定します。

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咬合器を使ってあなたの噛み合わせデータを抽出

_MG_3517咬合器とは実際の歯並びや噛み合わせをお口のそとにだして診査するための機械です。

咬合器には様々な種類の咬合器がありますが、噛み合わせの不調、ひどい虫歯の方には顎の関節や頭蓋骨を基準に噛み合わせを分析するための咬合器が必要になります。

当院では半調節性咬合器パナデント咬合器やkaboプロター7咬合器を使い噛み合わせの診断に役立てております。

パナデント咬合器は私の噛み合わせ診断の基礎となる南カリフォルニア大学の補綴科でも使用されており、また私が師として仰ぐジョンコイス先生もこのパナデント咬合器を使い日々の診療に役立てております。

3Dスキャナーと矯正治療用レントゲン(セファロ)で多角的に歯の位置を計測

巣鴨ヴェリ歯科クリニックでは矯正治療をおこなう患者様以外の方でも口腔内スキャナーを使い歯並び、噛み合わせのデータを作り横顔のレントゲンを撮影します。

矯正用レントゲンを取る理由として前歯の角度、顎の骨格的な問題、噛み合わせの平面、噛み合わせの高さなどが参考になります。口腔内スキャナーではあなたの噛み合わせを多角的な視野で確認できます。また噛んでいる場所やそれにかかる力も参考になります。

 

現在の噛み合わせと理想的な噛み合わせを比較してください。(診断用ワックスアップ)

Dental technician working with articulator in dental lab実際に噛み合わせ治療を行う前に治療ゴールを複数提案いたします。

診断には治療が必要な歯が実際どれ位低いのかどれくらい高いのかを判断する必要があります。歯科用ワックスを使って治療する歯に仮想の歯を作ります。これをワックスアップと言います。理想的な噛み合わせの角度。平面と照らし合わせ、理想的なゴール、目標設定を咬合器上に可視化させます。

ヴェリ歯科クリニックではこの治療ゴールが決まればそれに沿って治療を行うことになります。治療のお見積もりや期間など、その時点でわかります。