こんにちは巣鴨ヴェリ歯科クリニックです。
上の写真は以前他院で虫歯治療後再発しどうにかして神経を取らずにしかも、綺麗な歯を作りたいとのことで来院された患者様です。笑った時に歯が黒く見えてしまうせいであまり人前で笑えなくなったようです。
当院にてVPT(神経を温存する治療)をおこない前歯に差し歯をいれました。治療後人前でも歯を見せれることを喜んでくださり笑ったときの口角の上がりもたくさんあがるようになりました。
前歯の虫歯がひどくて見た目にお悩みの方。また入れてもらった差し歯が思った以上に気にいらない方。
に差し歯を作る時の歯科医師、歯科技工士のチェックポイントをお話しします。
1 左右対象であること。
まず真ん中の歯を中切歯といいますがこちらの2本は左右対象に作った方が審美的に綺麗といえます。縦の長さ、横の長さ、歯軸、切端の形、歯茎からの立ち上がり、あらゆる形をシンメトリーにすることで綺麗な歯に見えます。
2 唇との関係を知る
笑った時の上唇から3mm下に歯の先が位置してると綺麗にみえます。また微笑んだときの下唇のドライウェットライン(乾いてるとこと湿ってるところの境界部)に歯の先が位置してると綺麗に見えます。
3 噛んだ時 前に歯軋りしたときのかみ合わせ
どんなに歯を綺麗につくったりしても噛んだときに強くあたってしまってはいけません。また噛んだときはあたってなくても前に歯軋りしたときに強く差し歯に負荷が加わってしまうとこれも差し歯が簡単に外れてしまう原因になります。
4 顔や瞳とのバランス
両瞳を結んだ水平線を瞳孔線といい中切歯の先端はこの瞳孔線に平行であったほうが審美的にみえます。
ヴェリ歯科で綺麗な差し歯を作る
1 咬合器、コイスデントフェイシャルアナライザーを使う
歯のデザインを作るためにまずは現状を知る必要があります。正確な基準線や基準点からどうなっているのかを知ります。瞳孔線を基準に水平的なバランスを見るためにコイスマウントともよばれる審美的基準をおこないます。
2 歯科技工士との連携、患者様と3人で話し合う
せっかく患者様と歯科医師が共有できたとしても歯科技工士が共有できていなければ思ったようなものはつくれません。
ヴェリ歯科では公私ともに共存体のような歯科技工士と連携しており同じ学会、スタディグループに参加して意識を共有しております。歯のデザイン、色など3人で話し合うことでより綺麗でオーダーメイドなものが仕上がります。
3 仮想の歯をつくりその後仮歯にて煮詰める
どんな差し歯にしたいのか、まずはカウンセリングから始まります。そしていきなり差し歯をつくるのではなくまずはカウンセリングから得られた情報で模型上で歯をつくります。模型上で気に入ったデザインが得られたら今度はその形の仮歯をつくり歯にはめます。
噛み合わせは大丈夫か、デザインの変更点はないかチェックし問題なければ差し歯をつくります。
まとめ
歯を丈夫に噛み合わせ、そして綺麗にいれた差し歯はその人をより一層健康的に幸せにさせます。
たかだか体のほんの一部の差し歯ですが、一本でも納得のいくような綺麗な差し歯を提供できるよう日々邁進しております。