ブラックトライアングルを治したい!下がった歯茎を手術なしで治したい方に知っておきたい治療法
こんにちは巣鴨ヴェリ歯科クリニックの院長田島です。今回は手術などの痛くなることをせずにブラックトライアングルの改善や下がった歯茎の治療をわかりやすいようにA子さんとヴェリ先生という設定で会話形式でお伝えしたいと思います。
歯茎が下がってしまった場合CTレントゲンで歯の位置を確認することが大事
A子さん: ねえ、下がった歯茎を改善する方法って、歯の位置を修正する矯正治療とか、CT撮影を使って計画する方法ってあるって聞いたよ。
ヴェリ先生: そうだね、歯の位置を修正する矯正治療は効果的な方法だよ。歯医者さんに相談して、歯根を骨の中に戻すための適切な方法を考えてみるといいよ。
A子さん: それに、CT撮影ってすごく重要なんでしょ?歯の中や歯茎の骨の位置を詳しく見るための画像診断技術って聞いたんだけど。
ヴェリ先生: そう、CT撮影を使うと歯の根の位置や骨の状態を立体的に確認できるんだ。
例えば上の画像を見てごらん。歯の外側にあるはずの骨がないことがわかるだろ?この骨がないと歯茎は育たないんだ。だからこの歯をもう少し内側に入れないと歯茎は増えないことがわかるよね。
一般的に矯正治療で歯茎が下がってしまう場合は大抵歯を前に押しすぎて歯を支える骨を逸脱すると歯茎は下がるんだ。
特に歯根の傾斜やブラックトライアングルの修正などの治療では、CT撮影による詳細な位置確認がとても重要だよ。
A子さん: それで、インビザラインっていう透明な矯正装置もあるって聞いたんだけど、CT撮影と組み合わせると歯の傾斜や歯槽骨の位置具現化が具体的にできるんでしょ?
インビザラインマウスピース矯正治療で下がった歯茎を改善する。
ヴェリ先生: そうだね、CT撮影と組み合わせることで、インビザライン治療でより具体的な計画が立てられるんだ。マウスピース型の矯正装置を治療の進行に合わせて交換して、段階的に歯の位置を変えていくんだよ。
具体的には以下の通りさ!
インビザラインは透明なプラスチックのマウスピース型矯正装置であり、CT撮影を併用することで、歯根の傾斜や歯槽骨への位置具現化をより具体的に行うことができます。
CT撮影によるインビザライン治療では、以下のような具体的な手順が取られます:
- 患者の口腔内でCT撮影を行います。これにより、歯の位置、歯根、歯槽骨の厚みや形状などが詳細に可視化されます。
- CTデータを基に、歯科医師は専用のソフトウェアを使用して、治療プランを作成します。このプランでは、歯根の傾斜や歯槽骨への移動量、治療のステップなどが具現化されます。
- 具現化された治療プランに基づいて、透明なプラスチックのマウスピース型矯正装置(インビザライン)が作成されます。装置は、治療の各ステップに応じて進化し、歯根を目標の位置に傾けたり、歯槽骨に移動させたりするように設計されます。
- 患者は、インビザラインを定期的に交換して治療を進めます。各装置は、特定の期間ごとに使用され、歯根の傾斜や歯槽骨への移動が段階的に行われます。
CT撮影を併用したインビザライン治療により、より具体的な治療プランが作成され、歯根の傾斜や歯槽骨への移動量がより具現化されます。これにより、患者と歯科医師は治療の予測結果や進行状況をより正確に把握することができます。
歯根を何ミリ傾け何ミリ移動させるなどの動きを指示することで前に押し出された歯を戻すことができ、その結果下がった歯茎が戻ることがあります。
ブラックトライアングルの治療
A子さん: ねえ、ブラックトライアングルっていう隙間の原因って何なんだろう?それと治療方法ってあるのかな?
ヴェリ先生: ブラックトライアングルは、歯と歯茎の間にできる隙間のことだよ。この隙間の原因は、歯茎の下がりや歯と歯茎の形状の不一致などが考えられるよ。
A子さん: なるほど、じゃあ治療方法はあるの?
ヴェリ先生: そうだね、ブラックトライアングルを修正するためには、特殊な歯科用プラスチックを使用して治療することができるんだ。この治療法では、歯科医師が隙間を埋めるためにプラスチックを使って形成するよ。
A子さん: それって一生持つ治療法なの?
ヴェリ先生: ブラックトライアングルの修正治療は、経年劣化が予想されるため、定期的な研磨が必要な場合があるんだ。ただし、最近では削らないラミネートベニア法という治療法もあり、その選択肢を検討することもできるよ。
A子さん: 削らないラミネートベニア法ってどんな治療法なの?
ヴェリ先生: 削らないラミネートベニア法は、歯の表面に薄いセラミックのシェルを貼り付ける方法だよ。通常は少量の削りをしてからベニアを取り付けるけど、削らない方法ではほとんど削らずにベニアを直接貼り付けることができるんだ。
A子さん: それなら痛みも少ないし、自然な見た目を保てるのかな?
ヴェリ先生: そうだね、削らないラミネートベニア法では痛みや違和感が少ない場合があるし、自然な見た目を保つこともできるよ。ただし、個々の状況によって適用できるケースとそうでないケースがあるから、担当医と相談して最適な治療法を選ぶのが重要だよ。
A子さん: なるほど、それなら歯科医と相談して自分に合った方法を見つけるのがいいんだね。ねえ矯正治療でブラックトライアングルになることがあるなら矯正治療で治せないの?
矯正治療でブラックトライアングルを治す方法
ヴェリ先生: 症例にもよるのだけど治せる場合もあるんだ。この図はブラックトライアングルができてしまった人をなおす方法です。
歯と歯の間に0.5ミリくらいの隙間をつけて矯正でその隙間を閉じるとブラックトライアングルが閉じることができるんだ。
もちろん矯正をすることで噛み合わせも変わってしまうからこの治療ができる人とできない人がいるのを忘れずにね。