こんにちは、巣鴨ヴェリ歯科クリニックの田島です。
皆さん、日テレの『DAYDAY』で放送された最新の歯周病治療、見ましたか?今日はその内容について、歯医者の立場から詳しくお話ししたいと思います。青いレーザーの機械、その正体は?
このブログを読む前に。ヴェリ歯科クリニックではブルーラジカルp01は現在取り扱っておりませんのでご了承ください。
歯周病最新機器「ブルーラジカルP-01」
非外科的歯周病治療の新革命
ブルーラジカルP-01は、過酸化水素と405nmの青色レーザーを組み合わせたラジカル殺菌技術を採用しています。この新技術は従来の治療法に比べて高い殺菌効果を発揮し、痛みの少ない治療が可能です。局所麻酔を使用して、歯周ポケットの奥深くまで効果が届きます。2024年に厚生省の認可の降りた新しい歯周病治療機械です。まだ導入されている歯科医院は少ないようですがかなり問い合わせが販売会社に来ている状況のようです。(2024年6月現在)
歯周病セルフチェックリスト
まずは自分の歯や歯ぐきが健康かどうか、以下のチェックリストで確認してみてください。
- 朝、口の中がネバネバする
- 歯みがきのときに出血する
- 硬いものがかみにくい
- 口臭が気になる
- 歯肉がときどき腫れる
- 歯肉が下がって歯と歯の間にすきまがある
- 歯がグラグラする
これらの症状がある場合、歯周病のリスクが高いかもしれませんので、早めの診察をお勧めします。
元NHKキャスターの武田真一さんは『歯肉が下がって歯と歯の間にすきまがある』は高齢者はほぼ該当しているんではないかと質問しておりました。歯肉が下がる原因は歯周病によるもの、加齢によるものがあるため気になる方は一度歯医者さんの意見を聞くことをお勧めします。
女性特有のリスク要因
歯周病は女性ホルモンに影響を受けやすく、生理や妊娠時期にはリスクが高まります。ホルモンの変動によって歯肉の炎症が悪化することがありますので、女性は特に定期的なチェックと予防ケアが重要です。プレボテーラインターメディアという歯周病菌は、女性ホルモンが大好きなことで知られています。
効果的な歯周ケア方法
歯周病予防の基本は、毎日のブラッシングとフロス、歯間ブラシの使用です。コメンテーターのサバンナ高橋さんも、「フロスだけはしとけよ」とご家族の歯科医であるお兄様に言われていたそうです。歯ブラシだけでは届かない歯と歯の間や歯周ポケット内のプラークをしっかり取り除くために、フロスや歯間ブラシの使用が不可欠です。
ブルーラジカルP-01の効能
ブルーラジカルP-01は超音波振動と青色レーザーを使用した治療法で、99.99%の殺菌効果を発揮します。この効果は3ヶ月間持続しますが、定期的なメンテナンスやちゃんとした歯磨きが必要です。
非外科的アプローチの利点
局所麻酔下で行われるブルーラジカルP-01の治療は、痛みが少なく、患者さんにとってストレスも軽減されます。保険適用の歯茎治療よりも高い効果を発揮し、短期間での治療が可能です。
巣鴨ヴェリ歯科クリニックでの歯周治療
当院では、ブルーラジカルP-01は導入しておりませんが、同じく局所麻酔下での歯周病治療としてエルビウムヤグレーザーを使用したEr-LCPT歯周治療を提供しています。レーザー治療は、歯周ポケットの殺菌と炎症の軽減に非常に効果的で、患者さんの歯周病治療の成功率を高めます。
エルビウムヤグレーザーを使った歯周ポケット治療のことをEr-LCPT(エルシーピーティー)と言われ東京歯科大学の青木教授が発案したことで日本だけでなく世界でもポジションペーパー(論文)にその効果が掲載されてます。
近い将来、ブルーラジカルpー01も多くの先生にその効果を論文ベースで掲載していかれるでしょう。もしかしたら当院でも導入するかもしれません。
まとめ
日本人の約50%が罹ると言われている歯周病。その最先端治療機器であるブルーラジカルP-01は、非外科的な歯周病治療の新しい標準を確立する革新的な機器です。過酸化水素と青色レーザーの相乗効果により、高い殺菌効果と持続性を実現します。
巣鴨ヴェリ歯科クリニックでは、最新のエルビウムヤグレーザーを用いた治療を提供し、患者さんの口腔健康を維持します。セルフチェックリストを活用し、早期発見と治療を行い、健康な口腔環境を保つことが大切です。
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