こんにちは巣鴨ヴェリ歯科クリニック院長の田島です。
iPhone15が発売されましたね。iPhoneの機能は3年前と比べかなり進化しました。実は歯科治療も3年前と比べ大きく変わっているのです。
工業もサービス業も農業も歯科も時代によってツールや技法が変わります。
なるべく最先端の治療やコンセプトが提供できるよう私の九月の土日は全て学会に費やされました。
北海道歯科医師会で行われたインプラント歯周再生療法会では当院でも導入されているエルビウムヤグレーザーをつかった新しい再生治療LBERTを中心に低侵襲でテクニカルエラーのすくない再生療法を学びました。エルビウムヤグレーザーの研究は東京医科歯科大学で多く行われており私も豊島区歯科医師会学術委員の理事をしてることもあり多くその治療技術を導入できればと思ってます。
インビザラインフォーラムでは新しい治療システムスマイルアーキテクトと呼ばれる歯のスマイルデザインから治療方針を決める技術や小学生低学年から始めるインビザラインファーストの新しい治療法などをアップデートできました。
当院でも多く治療しているダイレクトボンディング治療。改めて現在の治療法をアップデートすることで自分の治療がいかされます。ティント(溝にステインをつける)や副隆線を明るいコンポジットレジンで成形することでより一層自然な天然の歯に近づけます。
デジタルとラミネートベニアの融合がそろそろ世界の歯科治療のスタンダードになります。もうインレーの時代は終わります。
私たち歯科医師は学生時代ブラックの窩洞という歯の削り方を学びました。これは50年以上前の先人たちが作られた削り方です。保険治療にもいかされ大体虫歯を削ると例外なく同じように削ります。
実はこの削り方は歯を多く削り、また歯に負担をかけたり2次虫歯になりやすいことがわかってきました。歯の先っぽ(咬頭頂)を含んだ虫歯の治療には実は歯を覆い被さるオンレーベニアと呼ばれる削り方の方が歯を温存できます。患者様はインレーの方が歯をたくさん削らないと思ってますが実はオンレーベニアの方が歯の削る量は少ないのです。
当院でも使ってる光学スキャナーで一連の流れを網羅することで歯を守るための治療が簡単に行えます。
講習会では歯の撮影なども学び明日からの臨床に活かせるかと思います。
これこらも学びというスタイルを崩さず日々の診療のアップデートを行いたいと思っております。