こんにちはヴェリ歯科クリニックです。
上の写真は前歯のプラスチック治療のお写真です。昔歯医者さんで虫歯治療をした数年後前歯が汚くなってきたということで来られた患者様の治療前と治療後の写真です。
前歯の虫歯治療にはコンポジットレジンと呼ばれる歯科用プラスチックが使われます。
歯科医院によってプラスチック治療を行う際、先生の技術力や扱うプラスチック、削る道具、接着剤によって予後が大きく変わります。
つまりすぐ汚くなったり、歯と色が合わなかったり、すぐかけてしまったりなどなど。。
ヴェリ歯科のプラスチック治療はなるべく患者さんに喜んでいただけるよう、歯と調和が取れるよう、また強度も強く保てるよう以下のように取り組んでいます。
ヴェリ歯科の前歯プラスチック治療、4つの特徴
①薄い膜の接着剤(ボンディング材)を使用
プラスチックと歯をくっつけるにはボンディングと言って薄い接着剤を塗ります。
ヴェリ歯科では薄いタイプのボンディング材を使用しています。
『薄いのより厚い法が強力でいいんじゃないの?』
と考えるかもしれませんが、いえいえ違います。
厚い膜の接着剤は歯とプラスチックを強力にくっつけるかもしれませんが、数年後その膜に汚れや虫歯菌がたまってきます。
プラスチック治療で最初は綺麗だった歯はプラスチックと歯の間に黒い線が入りやすくなります。
そのためヴェリ歯科ではなるべく数年後も綺麗に保てるため薄い接着剤を使用しています。
②数種類のプラスチックを使って行う積層充填法
削った部分を詰める時に数色のプラスチックを使い分けて詰めていきます。
これはメイクと同じ方法で肌にシミがある場合はコンシーラーをしてベースを作りメイクを仕上げていきますよね。
プラスチック治療でもオペーカーと呼ばれるコンシーラーを塗り、ベースを作ってから歯と同じ色に配色できるよう努めています。
③深い虫歯には深い部分と外側とで材料を分けている
虫歯が深い場合には深部に低収縮性プラスチックを使用しています。
歯科用プラスチックは柔らかい状態から専用の光で固める治療法です。光で固めた際ほんの数%プラスチックは縮みます。
虫歯が深い場所でプラスチックを詰めて光で固めると、歯とプラスチックの間に数ミクロン空洞が生まれ虫歯ができやすいスペースが作られます。
ヴェリ歯科では治療した場所がもう一度虫歯にならないよう深い虫歯には縮む度合いが最小限のプラスチックを使用しています。
④プラスチック治療後の研磨に時間をかける
プラスチックの治療が終わった後にもしできるなら2日あけてもう一度来ていただきたいです。
光で固めたプラスチックは48時間で約2%縮みます。縮んだ部分と歯の間には段差ができます。
歯とプラスチックの間にできた段差をなくし綺麗な滑沢面を作るために数日後に研磨にきていただいております。研磨作業は目の粗い粒子から細かい粒子まで3種類の研磨器具を使ってピカピカに磨いていきます。
まとめ
もちろん全ての患者様にご満悦いただけれていないかもしれませんがなるべく末長く、綺麗なプラスチックを心がけております。