ヴェリ歯科クリニック
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顎がずれてる?噛んでいる場所がわからない?中心位の話

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こんにちはヴェリ歯科クリニック院長の田島です。

いろんな歯の治療で噛み合わせが合わなくなったり、顎がずれてしまった方。

『自分が噛んでいるところは本当にあっているのかな?』なんて思いますよね。

そんな時に知ってほしいキーワードで『中心位』という言葉があります。

上の顎と下の顎が噛んだ時に顎の中心で噛んでいることを中心位と言います。

って顎の中心て何?と思っている方。

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下の顎の付け根の部分を課頭、コンダイルと言います。コンダイルが入る受け皿のことを関節窩と言います。

上下の歯が噛んだ時にコンダイルと関節窩の関係が定位置にあることを中心位と言います。

コンダイルが関節窩の前上方にある関係が現在中心位と言います。

というのも中心位は1970年代にようやくわかったのです。それまで中心位は関節窩の後方だったり上方だったりと二転三転していました。

顎がずれたり、噛み合わせの悪い差し歯などがある場合は噛んでいる場所が中心位ではない位置でコンダイルと関節窩の関係ができます。

その結果、神経や筋肉、また歯に何らかのストレスがかかります。

歯が欠けたり、虫歯になったり、歯周病になったりします。

たくさん虫歯を放置したり、詰め物が不均一な場合、噛み合わせに何らかの異常が起こります。

中心位を知ることで本来の噛む場所を探せます。マウスピースや矯正、差し歯治療にも中心位は活用されます。

もしよくかんでいる位置がわからない時は中心位のこと思い出してくださいね。

 

【記事監修】
ヴェリ歯科クリニック 院長 田島 圭

2004年に東京歯科大学歯学部を卒業し都内の歯科クリニックの勤務を経て2017年1月にヴェリ歯科クリニックを開設。日本顎咬合学会の噛み合わせ認定医、昭和大学歯学部矯正科所属、九州歯科大学口腔インプラント科所属。公益社団法人 豊島区歯科医師会広報、学術委員の理事を兼務しており、豊島区の地域医療に貢献している。 

主にひどい虫歯の方に矯正治療を行うことで噛み合わせや歯並びの審美的な改善を行う包括的矯正治療などを主として診療している。「患者様の声に耳を傾け、寄り添った治療法を提案すること」をモットーに、一人ひとりに最適な治療を提供している。

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