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「なんちゃって歯内治療」について

 

こんにちはヴェリ歯科クリニック院長の田島です。最近WEBニュースを読んでいると「なんちゃって歯内治療」についての記事に目をとめました。

ヨミドクの記事では歯の根の治療の失敗率について書かれておりました。実は日本の歯科治療で行われる歯内治療の成功率は低く約半数の方が再発してしまうのが現状です。

私のブログでも2年前にこのことについて述べてきました。

歯の根の治療は難しく非常に繊細な作業です。もちろんラバーダムや顕微鏡の活用も大事ですが記事には載っていないことで知ってほしいことがあります。

それはバイオセラミックと呼ばれる非常に優れた材料を海外では使用できます。バイオセラミックは生体親和性があります。(体に害がないです。)どういうことかというと、根の治療が終わる頃根管充填と言って根の通路にガッタパーチャポイントというゴム製の封鎖剤を充填していくのですがこれが歯からはみ出たりうまく入らないことがあります。歯からはみ出たゴムは体に馴染まず炎症がおきたり感染する恐れがあります。バイオセラミックは歯からはみ出ても生体親和があるので炎症がおきづらいです。

またバイオセラミックは固まると少し膨らみます。根管の中に空洞ができてしまうことで細菌が増殖し数年後再発する恐れがあるためこのバイオセラミックを使うことで空洞を封鎖して菌が増殖することを防ぎます。

現在MTAセメントと呼ばれるバイオセラミックは日本での使用が限られており保険診療では行えません。

海外では歯内治療でよく使われている材料が未だに日本では使えていません。記事の通り根管治療は日本が最安値。アメリカでは20万円するのが通常です。

当院では開業当初から欧米式チーム治療をご提案させていただいております。雑誌掲載されていた専門医と提携しております。また昨年より最新の歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)も導入しておりますので当院で精密に歯内治療を受けたい方は1時間〜1時間半ほどかけて施術いたします。もちろん保険診療でも可能な限り最新の機材を使用しております。

お気軽にご相談ください。

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