こんにちは巣鴨ヴェリ歯科クリニック院長の田島です。当院では1ヶ月に10人くらいの患者様でホワイトスポットの治療相談があります。
ホワイトスポットは歯の表面に白濁した斑状の形が写り審美障害に悩まれる方が多いです。
気が付いた頃から白濁したものが歯につき痛みやしみるなどはないもののその多くが見た目で悩まれているのが特徴です。
ホワイトスポットの原因
原因は様々で胎児の頃や永久歯がまだ歯茎の中にいて歯が作られる過程の最中にいわゆるシミや斑状痕のような異形成がおき白濁する場合や歯をぶつけた際に歯に亀裂が走り作られることもあります。
また生えたての頃に甘い食べ物やジュースを過剰にとって虫歯になりかけてしまいホワイトスポットができることもあります。
ホワイトスポットをもう少し細かく説明すると歯の表面に存在するエナメル質と呼ばれるリン酸カルシウムの結晶体はある一定の方向で形作られています。これをエナメル小柱といいまして、そう柱のように幾重にも構造が定配列されています。
ホワイトスポットの一部を見るとエナメル小柱の配列が乱れ不規則に配列されています。
すると光の屈折率が変わり私たちの肉眼では歯の真ん中に白い白濁したものとして写ります。
例えて言うならばガラスに亀裂が入った時のようなものです。
ホワイトスポットの治療
ヴェリ歯科クリニックではホワイトスポットの状態によって様々な治療法をご提案させていただいていますが多くはダイレクトボンディング法で治療を行ってます。
なぜなら一回で終わってしまうから。
そして皆様治療が終わったあとは必ず感動してくれるから。
当院で行うダイレクトボンディングで使うコンポジットレジンは保険外のフィラー含有率の高い低収縮率のあるものを使い、またいわゆるメイクのようにコンシーラー、ボディ、ハイトーンのような積層させて充填します。
研磨工程も十二分に行うため治療後は天然の歯のように仕上げます。
仕上げるよう日々鍛錬しています。
もちろん研磨作業は一年に一回来ていただければ幸いです。
ホワイトスポットを治療するのに歯を削ることをためらう方は多いと思います。できれば削りたくない気持ちも十分わかります。でももし一回で歯の白濁が治るとしたらダイレクトボンディング法をお勧めします。(治療には個人差がありますので不向きな方もいます。)
患者さんになるべく合わせた治療をこれからも心がけたいと思っております。