こんにちはヴェリ歯科クリニック院長の田島です。
先日歯科医師会のとある先生より現在公開中のボヘミアンラプソディがかなり面白いとのことで見に行ってきました。
ボヘミアンラプソディは1970年代80年代に活躍したバンドクィーンの有名曲ですよね。
私、タイムリーな時代ではありませんでしたが、ちょうどフレディが亡くなられた頃、小学生の頃住んでいたマンションのおばさんがひょんなことから貸してくれたクィーンのビデオを観てこの曲を知りました。
ロックな曲ともオペラの曲とも言えないジャンルに関係ない彼らの曲はおそらく私だけでなく衝撃だったと思います。
そんなクィーンのボーカル、フレディマーキュリーのシーンで
歯科用語が使われてたのでそのことをお話ししますね。
フレディーマーキュリーと過剰歯?
フレディーがバンドに加入するときのシーン、
『お前その歯を治さないなら無理だな。』とドラムのロジャー
するとフレディがアドリブで歌う。
『僕には前歯の後ろに過剰歯があるんだ。だから声域が広いんだ』とフレディ
とこんなシーン。実はフレディーには4本の過剰歯が前歯の裏にあったと言われています。
そしてフレディーは極度の歯科医嫌いだったためか、もしくは過剰歯を抜歯したり矯正治療をして歯並びを変えることで声域が変わってしまうことを恐れていたのか歯の治療をしていなかったようです。
過剰歯は抜くべき?ほっておくべき?
こちらはCT上で発見した上顎骨の中にある過剰歯です。
歯科医の立場からいうと問題なのはすでに歯茎から突出した過剰歯については考えるべきです。
衛生的に歯磨きがしづらくなるので過剰歯の周囲の歯が虫歯になるリスクがあります。
また小学生や未就学児のときに過剰歯がある場合、将来はえかわる永久歯のスペースを塞いでしまい永久歯が綺麗に並ばない可能性があります。
上記の理由からできたら抜歯をお勧めします。しかし過剰歯が歯とくっついている場合(癒合歯)やレントゲン上で発見し歯茎の中にずっと埋まっている場合は様子を見てもいいと思います。
歯茎の部分から歯のような硬いものを触れる方、歯が多く生えている方は過剰歯かもしれませんね。
一度きになる方は受診してみてください。
ちなみにドラムのロジャーが歯科大生でありながバンドをやっていたことにも驚きました。
追伸
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