安心してインプラント治療を行えるには
巣鴨ヴェリ歯科クリニックではこれまでに多くの方にインプラント治療を行っております。『他院で骨がないからインプラントはできない』『極度の歯科恐怖症だからインプラントは向いてない』など他歯科医院で断られた方へ
インプラント治療を諦めるのは早いです。一度カウンセリングへ来てみませんか?
インプラント治療が安心して末長く保てるための治療技術、設備を用意しております。またインプラント以外の治療法も多数ご紹介しております。
インプラント治療ができないわけは?
①奥歯にインプラントをするための骨幅が元々ない。
人間は顔や体が10人いたら10通りの形があります。それが個性ですがこれがお口の中の骨にもあります。
上の奥歯の部分の骨が少なくインプラントができない場合もあります。
下歯槽神経と呼ばれる下顎を司る神経が下顎の骨の中に走行してますが奥歯にインプラントを考えた時に下歯槽神経に接触したり傷つけたりすると顎が麻痺してしまいます。インプラントを考える場合は神経を回避するように計画を立てますがそもそも骨幅がなくインプラントができない方もいます。
②病気の歯を放置しすぎたために骨が吸収してしまった。
虫歯の歯を放置して病気を放置すると炎症がその歯の周りに生じ、歯の周りの骨を溶かします。
骨がどんどん溶け続けると上の奥歯だと上あごの後ろの部分にある空洞、上顎洞に炎症が近づきインプラントができないことがあります。
下の奥歯だと炎症が下歯槽神経に近づきインプラントを入れるスペースが足りないことがあります。
③糖尿病、心臓疾患、歯科恐怖症など全身疾患のためできない。
重症な糖尿病、脳梗塞で倒れた方、極度の歯科恐怖症、白血病の方は局所麻酔下でインプラント治療、抜歯治療、出血を伴った外科治療ができません。
この3タイプの方は普通よりインプラント治療が難しいと言われてます。ヴェリ歯科クリニックでは骨マネージメントをしてインプラント治療に十分な骨をつくります。またモニターや麻酔医によって全身疾患の方でも安心して治療が行える環境を提供してます。
骨を作ってインプラントが入れられる環境を作ります。
骨を作る場合上アゴではサイナスリフト、ソケットリフトを前歯などの骨幅が小さい方はスプリットクレストを下奥歯に関してはGBRという治療法で骨をつくります。
①サイナスリフト
サイナスリフトは、上あごの骨が足りない人に、歯のインプラントをするための手術です。簡単に言うと、「骨を作る」手術です。上あごの後ろの部分には、空洞があることが多いのですが、この空洞を上顎洞、別名を「サイナス」と言います。インプラントをするには、しっかりとした骨が必要ですが、このサイナスが大きいと、インプラントを支えるための骨が足りなくなることがあります。
人それぞれ生まれつきの顔や体と同じくサイナスの形もさまざまです。サイナスが大きく奥歯の骨量が少なくインプラント治療は難しいと言われる方もいます。
また虫歯を放置して炎症によって骨がなくなりサイナスまでの距離が短くなりインプラント治療が難しい場合もあります。
サイナスリフトでは、まず、サイナスの底を少し持ち上げます。そして、その下に新しい骨を作るための材料を入れます。この材料が自然に骨と結合していくことで、インプラントをしっかりと支えることができるようになります。
この治療を行うためにはピエゾサージェリーと呼ばれる超音波の振動で骨を整形できる手術道具が必要です。
②ソケットリフト
ソケットリフトは、上顎骨の骨幅が6〜8mm程度の方を対象に行われ、特に上顎の後ろ部分でインプラントを行う際に上顎洞が近い場合に有効な手術方法です。この手術では、上顎骨の上方部を持ち上げ、上顎洞の粘膜を挙げることで、インプラントを埋め込むための骨の高さを増やします。
手術にはリフト用マイセル(挙上用の器具)、マレット(小型のトンカチ)やエキスパンダー(ドリルに似た器具)などの特別な道具が使用され、慎重に上顎骨を叩いたり、低速で骨を広げたりして、上顎洞の粘膜を挙げます。コンコンと叩いた感じは痛くないのですが頭に振動が伝わりなんとも言えない不快感があります。
このプロセスにより、一度に約3mm程度の骨高さを増やすことが可能で、インプラントを支えるための安定した基盤を作り出します。
しかし、上顎骨の骨幅が5mm以下の場合は、ソケットリフトではなくサイナスリフトが必要となります。サイナスリフトは、さらに大幅な骨量の増加を必要とする場合に適用される手術で、上顎洞の底部を持ち上げて新たな骨を形成し、インプラント治療を可能にします。
ソケットリフトとサイナスリフトは、それぞれ患者の上顎骨の状態に応じて選択される手法であり、インプラントを安定させるための重要な手段となります。ヴェリ歯科では患者様により向いている治療法をご提案しております。
③スプリットクレスト
ヴェリ歯科クリニックでは、ピエゾサージェリーという特別な技術を使って、インプラントのために骨を整えます。このピエゾサージェリーは、とても細かい振動を使って骨を切るので、骨を正確に形づくることができますし、大切なポイントは、周りの歯ぐきを傷つけないことです。
骨を広げるときには、専用の道具であるエキスパンダーを使います。このエキスパンダーを骨の中に入れてゆっくりと広げることで、新しい骨が成長するスペースを作り出します。これにより、インプラントをしっかりと支えるための骨が増えます。
この方法は、インプラントをしたいけれど骨が足りない人に適しています。ピエゾサージェリーを使うことで、より安全に骨を整えることができ、エキスパンダーで骨を広げることにより、インプラントが成功しやすくなります。
④GBR
GBR(骨再生誘導法)は、インプラント治療に必要な骨量が不足している場合に選択される方法です。骨が少ない原因は、歯の喪失、長期間の入れ歯使用、歯周病など様々です。GBRでは、患者自身の骨や人工骨を使い、特殊な膜(メンブレン)で覆って骨の成長を促します。この膜が新しい骨の成長をサポートし、インプラントをしっかり固定できる骨を作り出すのです。治療は数ヶ月かかりますが、この方法により、骨が少ない人でもインプラントが可能になり、より自然で機能的な歯の回復を目指せます。
⑤骨造成の新しい技術レーザー治療(Er-LBRT)エルバート
「エルバート(Er-LBRT)」は、Er:YAG Laser-assisted Bone Regeneration Therapyの略で、エルビウムヤグレーザーを使った革新的な骨再生治療法です。この治療法では、従来の減張切開やメンブレンの設置を必要とせず、人工骨を固定して骨を作ります。
具体的には、人工骨移植後にEr:YAGレーザーを使用し、移植骨の表面に血餅(けっぺい)を形成します。血餅は、血液成分が固まってできるゲル状の物質で、移植骨の形態を維持し、安定化させる役割を果たします。このプロセスにより、新しい骨の成長が促進され、骨再生が効果的に行われるのです。
エルバート治療は、インプラント治療や歯周病治療など、骨量を増やす必要がある様々な歯科治療で有効な手法として期待されています。従来の方法に比べて侵襲性が低く、治療後の回復が早いという利点もあります。この革新的なアプローチにより、患者様の負担を軽減し、より快適な治療体験を提供することが可能になります。
インプラントを末長く保てるための工夫
①マルチユニットアバットメント、オン1アバットメントで歯茎に優しく
インプラントとはインプラント体と呼ばれるチタン性人工歯根、アバットメントと呼ばれるインプラント用土台、クラウンの3構造が基本です。しかし全ての人にそれが向いているわけではありません。特に歯ぐきが厚くインプラント体から差し歯まで歯茎が接する面積が多い場合、歯肉炎になりやすくなります。
中間アバットメントと呼ばれるインプラント体とアバットメントの間にもう一つの中間構造を設けることで歯肉の炎症を防ぐ機能があります。
②サージカルガイドシステムを用い前もってインプラント位置を決める
巣鴨ヴェリ歯科クリニックではデンツプライシロナ社のシンプラントと呼ばれるインプラントシュミレーションシステムを使い術前にインプラントの挿入位置決めをおこなっております。それによりインプラント施術中は治療後の差し歯が入る中心の場所にピンポイントでインプラントが入ります。その結果予後の良い位置に入り治療時間も短縮できます。
③デンツプライシロナCTで術前、術後のインプラント位置を的確に診断
オーソフォス S 3Dというレントゲン装置で治療前のインプラント埋入場所を瞬時にシュミレーションできます。患者様にどれくらいの大きさや長さのインプラントをどの場所に入れるかをカウンセリング時にご提案することができます。
オーソフォス S 3Dにはその他矯正診断で扱うセファロ撮影(横顔のレントゲン写真で歯の突出具合などを診断する)も可能です。
睡眠時無呼吸症候群でいびきで悩まれている方に気道の容積をみることもできます。
安心安全にインプラント治療を行うための工夫
①麻酔専門医による無痛鎮静
巣鴨ヴェリ歯科クリニックでは非常勤麻酔医による無痛鎮静を行なっております。インプラントだけでなくひどい虫歯の歯科治療でも無痛で気がついたら治療が終わっていることが可能です。心電図や脈拍メーター、輸液なども常備しておりますので安心して治療を行えます。
②ワンデイインプラントでひどい虫歯の抜歯から仮歯まで1日で終了
1日でひどい虫歯や入れ歯の状態からインプラントの歯に置き換わり見栄えをよくしなんでも噛めれるようにする治療をワンデイインプラント治療とも呼ばれています。この治療はインプラントを一度に4本から6本ほど埋入しすぐに仮歯を装着し固定する治療法です。別名オールオン4やオールオン6とも呼ばれています。
でもインプラントにもし炎症が起きたら?
もしインプラントを入れた後で歯周炎のようなトラブルが起きてしまったらどうするか。知っておきたい治療法をご紹介します。
エルビウムヤグレーザー治療
歯が歯槽膿漏になることを歯周病と言いますがインプラントの歯周病のことをインプラント周囲炎と言います。一度インプラント周囲炎になってしまうとすぐに骨がなくなり次第にインプラントが揺れてしまうのが普通の歯における歯周病との違いです。つまり一度感染してしまうと直ちに何か治療をしないといけません。
ヴェリ歯科クリニックではエルビウムヤグレーザーを使いインプラント周囲炎で感染した場所を他歯肉を傷つけずに治療することができます。水分に反応するため感染した場所にのみレーザー照射することで感染部が綺麗に正常な組織へ回復します。
インプラント治療と矯正治療の包括的歯科治療
日本口腔インプラント学会と日本矯正歯科学会会員である巣鴨ヴェリ歯科クリニック院長の田島はインプラントだけでなく矯正治療が絡んだ包括的歯科治療を得意としてます。
例えば口ゴボでひどい虫歯で奥歯に歯がなくなってしまった患者様が治療を受けに来たとします。
インプラント治療技術のみしか卓越していない場合は歯がない場所にインプラント治療を行い、奥歯は噛めるようになりますが口ゴボは改善しません。
矯正治療の知識があるとインプラントを矯正治療が終わったであろう位置にあらかじめ設定し治療を行うため口ゴボも改善しインプラント治療で奥歯も機能回復できます。場合によっては2本インプラントだったところを1本インプラントに削減し費用的にもお安くなることもあります。
インプラントをしないという選択肢
インプラント治療が普及したことでインプラント治療に対するトラブルが多くなっているのも事実です。
当院では患者様と十分話し合い何が患者様にとって優位性があるのかをお勧めします。その中でインプラント治療をあえて選択しないという考えもあります。
通常インプラント治療以外に提案する治療として
- 両サイドの歯を削り被せるブリッジ治療
- そのまま型取りをして入れる着脱式の入れ歯
- 新しい接着ブリッジ
がありますが、それ以外にもできる治療法をご提案しております。
矯正治療で親知らずを移動
※治療は個人差があります。この治療は保険適用外です。
親知らずの前にある歯(第二大臼歯)が抜歯になってしまう場合、本来抜くはずの親知らずを矯正治療で動かして第二大臼歯の場所まで動かす方法があります。
この方法により本来2本とも抜歯をして1本インプラント治療をしないといけないところが、インプラント治療をせずに歯を保存することができました。
このように状況によって本来の治療とは別の治療法をご提案させていただいております。
親知らずの再利用についてもっと知りたい方はこちら▼▼▼
ウェルデンツで削らないブリッジ治療
※治療には個人差があります。保険適用外治療です。
ウェルデンツは歯と歯の間に入れる歯の代用装置として製作しております。インプラント治療や、ブリッジ治療、また従来の入れ歯にも抵抗がある方にお勧めする治療です。
高ウレタン樹脂を使用することで、変色や劣化しづらくなっております。
また見ての通り小さいので装着に違和感が起こりずらいのも特徴です。
ウェルデンツについてもっと詳しく知りたい方はこちら▼▼▼
接着ブリッジ、1本ブリッジ治療
歯を削らないブリッジは片方の歯の裏側をほんの一層削ってウィング型の羽を接着してつける片側ブリッジです。今まで2本の歯を丸々一周削っていたのがほとんど削らずに治療が可能になりました。(この治療が適さない方もいます。)