ヴェリ歯科クリニック
巣鴨駅から徒歩2分 一般歯科・矯正歯科

知っておきたい歯がための使い方と歯が生える時期のこと

ホーム » 歯の教科書ブログ » 知っておきたい歯がための使い方と歯が生える時期のこと

こんにちは、ヴェリ歯科クリニック院長の田島です。

私達が生きていく上で欠かせない歯も、生後間もない赤ちゃんには生えていませんよね。

乳歯の生える時期と歯がためについてお話ししたいと思います。

歯ができる時期

歯は生後5〜6か月から生え始めてきますが、ある程度の歯は出来上がっていて歯茎の中でスタンバイしている状態で生まれてきます。

歯がは妊娠7週あたり(赤ちゃんがお腹にいる時期)から歯はでき始めます。

乳歯を真ん中から乳中切歯 A 、乳側切歯 B 、乳犬歯 C 、第1乳臼歯 D 、第二乳臼歯 E

と呼ばれそれぞれ妊娠 A7週  B7週 C7週半 D8週  E10週 で歯は作られます。歯科大生の時代はこれを覚える時に 

なー なー ナナハン(750ccのバイクの事) はっ とばせ  

7週 7週  7週半            8週 10週

と言って覚えていました。

歯は目や皮膚の元となる外胚葉、筋肉、臓器を作る元となる中胚葉が合わさってできる非常に複雑な器官です。

外胚葉は歯の外側のエナメル質、中胚葉は歯の内部の象牙質などを担当しています。

乳歯が生える時期と乳歯が生える順番

赤ちゃんの歯は平均で生後6か月頃から生え始めます。(個人差があります。)

下の乳中切歯Aがそれぞれに、または一緒に生えます。

その後、上の乳中切歯A→隣の乳側切歯B→上下4本4本がはじめに揃います。

4本が揃ったら今度は奥の方から生えていきます。

この奥から生える歯は第一乳臼歯D になります。

Dが生えた後に手前側の乳犬歯→最後の第2乳臼歯→全ての歯が生え揃います。3歳くらいまでに全ての歯が生えそろいます。

下のA 生後3〜6か月頃

上のA

下上のB 平均で1年以内にBも揃います。

上下D 生後1年から1年半の間にDもはえていきます。

上下C 生後1年半ではえます。

上下E

生後2年ですべての乳歯が生え終わります。

歯の生え方は人それぞれ

歯の生え方はひとそれぞれです。

1歳になっても生えない子もいれば、生え方の順序がバラバラの子もいます。

これは顎の発達状況、骨の強さ、歯茎が厚さなど様々な要因によるものですので歯の生え方バラバラでも違ってもあまり心配しないでください。

気になることがあれば1歳6か月検診で歯の検診の時に歯医者さんに申し出てください。

生えたての歯

生えたての歯はまだ固くありません。

外部からの栄養や、自身の体のミネラル(主にカルシウム)を使って徐々に固くなっていきます。石灰化と呼ばれます。

歯は石灰化が行われると固くなり丈夫な歯に変わります。

通常永久歯が生える頃の幼児期には虫歯予防のフッ素を塗布する場合もありますが、乳歯の生える時期にフッ素は塗りません。

フッ素の代わりにカルシウムとリンが含まれているMIペーストをつけることをお勧めします。

MIペーストについて詳しく知りたい方はこちら

歯痒い赤ちゃん

生後3か月を過ぎると赤ちゃんは指を噛んだり、なんでも物を口に入れて噛み噛みしますよね。

もどかしい、痒いところに手が届かないなど、歯痒いと言う言葉がありますが、まさしくこんな状況ではないでしょうか。

大人になってからでもこの歯痒い体験は私たちも経験します。

それは親知らずが生えてくるときです。

親知らずが生えるときに歯茎を押すと一時的に歯茎は炎症状態になります。

乳歯がは生える赤ちゃにもこんな状況がずっと続くと思ってください。

生後2年までの間ずっと歯ぐきは押されることになるので物や指を噛み噛みする気持ちもわかりますよね。

歯がため

歯がムズムズしている赤ちゃんのために使う玩具があります。

英語でmunch teether(マンチティーサー)とも呼ばれ海外では日本よりもかなり種類が豊富に揃っています。

生後3か月あたりから使い始めるものが多いですが、歯がための開始時期に規定はありません。

歯がムズムズする時期、つまり指やものを噛み始める時期に一つそろえてみてはいかがでしょうか。

歯がための効果

身の回りの物を口に入れてそれが何なのかを確かめている赤ちゃん。

歯がためや口に入れたも物を噛むことで噛んで食べるという行為も覚えていきます。

これは咀嚼運動といって人間が食事をするのに必要な顎の筋肉や骨の発達に必要なことです。

ものを噛むことで顎から脳への神経系も刺激しますので間接的に脳の発達を促します。

また顎周りの唾液が出る唾液腺の働きも促します。

十分な唾液が出ることで将来歯が生えた後の咀嚼機能が鍛えられます。

歯がための選び方

歯がためはなるべく柔らかすぎず硬すぎないものを選ぶと良いでしょう。

硬いものは歯ぐきを傷めたり出てきた他の乳歯がかけることもあるので注意が必要です。

人間は硬いものを噛んだ時に開口反射と呼ばれる口を開く反射運動があるのですが、赤ちゃんはまだその反射機能が十分に備わっていません。

硬いものでも強く噛む癖があるので、硬すぎる歯がためによって歯茎などを傷つけてしまう可能性もあるのです。

まとめ

歯が生える時期と歯がため。

赤ちゃんが物を口に入れて噛みたがったり、よだれが多くなってきたらそろそろ歯が生えてくるサインかもしれませんね。もし歯がための購入を考えているならその頃を目安に与えてあげましょう。

赤ちゃんがぐずっているのは歯が生える時のムズ痒い感覚にもイライラしているのかも!?

是非お子さんのお口の中もチェックしてみてください。

あわせて読む